この記事ではちょっとした追加の話など。
オープニングイベントでもなく、メインでしゃべるのが私で(笑)、内容は主に電卓のことで、
いったい誰が来てくれるのか!?と不安だったのですが、用意した座席はほぼ全席埋まっていましたし、
立ったままご覧の方も結構いらっしゃったので、たくさんの方に聞いていただけたと思います。
さらに来店されなかった方にも動画で見ていただければ完璧ですね。
「はしゃぐ文房具」という平面作品を描くきっかけ、どのように・どのようなものを描いているかと、
文具王高畑さんによる「おれが面白いと思ったネタ」紹介をいただけて、一言では紹介しづらい
「はしゃぐ文房具」の楽しみ方が伝わったと思います。
雑誌のいちコーナーとして自由に描いちゃった作品群の説明って難しいですね。
私自身が、作品を作るときに説明をちゃんとせずほおりっぱなしのようなネタを書く傾向があるので、突っ込み役とか解説がないと伝えられないのかもしれません。
電卓については、いままでもあちこちで話してはきましたが、
・どういう電卓を集めるのか、魅力的な「変な電卓」とは
・どこで購入しているのか
ということを中心に話しました。
詳しくは動画をご覧ください。
いやーしかしスカート短い。スカートじゃなくて正しくはキュロットなんですけどね、
お気に入りだけどあんまり着て外に出たことが無いので、ちょっと履きたくて選んじゃったんですよ。
以前の東京カルチャーカルチャー「駄目な文房具ナイトEX」電卓超人の回で出演したときも、
ハレンチな長さのキュロットで登壇して後から恥ずかしい気持ちになったというのに。
なんかすいません。荷物抱えてて良かった(笑)
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トークショーおわったあと、文具王と話しているときに、私がこの現代にがっかりしているのは
「未来はボタンがたくさんになるとおもってたのに、時代はボタンレスになってしまってつまらない」
ということだと言ったら
「それトークで言えばよかったのに」
と言われてしまいました(笑) そうかな、皆さんこの話も聞いてくれるかな?
せっかくだからここに書こう。
子どもの頃から未来というのはボタンがたくさんになって、いろんなことがボタンひとつ押すだけで出来るようになると思ってたのに、iphoneをはじめとするタッチパネルが主流となり、ボタンは無いほうがカッコイイ時代になってしまった。
iphoneだってボタンといえばボタンだけど、重なってるし、同じ場所に出てくるボタンでも機能が違うし、ボタンを押すということで発動する機能というわけではない。
私は子どもの頃から、漫画本やノートの裏表紙にキーボードを描いたり、半分に折りたたんだ厚紙の内側にボタンと画面を描いたりして「未来のコンピュータ」を作っていた。
こういう未来が来ると信じて……
いまや牛問屋の食券販売機ですらタッチパネルでクリック感も薄いしデコボコもない。
しかし私はまだあきらめていないのだ。
操作を間違ってはいけないものや、広く使われることを想定したものは、誤操作を防ぐためにも単機能のボタンが使われているだろう。いろんなことが機械によってできるようになると、ボタンに複数の機能を持たせることは危険な場合もある。今後機械化や自動化が進んでくれば、単機能ボタンが増えてくることもあるかもしれないのだ!ぽちっとな!
少なくとも電卓はまだまだキーの数は変わらないだろう。フラットな電卓で使いやすいものはいまだに出ていないですしね。
※80年代に発売されたcasioのカード電卓はフラットなのにすごく使いやすいです