1989年に使ってた手帳の紹介です。
とはいっても当時の私、小学生です。初めて使った手帳だと思います。
まずは手帳の紹介。
【1989年に使った手帳 りぼんダイアリー ’89】
メーカー:集英社(りぼんお正月特大号ふろく 昭和64年1月1日発行)
商品名など:RIBON DIARY
始まり:1988年12月始まり
タイプ:ブロックカレンダータイプ
大きさ:A6
価格:ふろくなので0円
イラストは、当時大人気だった池野恋先生「ときめきトゥナイト」の描きおろし。
手帳用に新しく描かれたイラスト満載なのは、ファンには本当にうれしくて、使いたいけど使うのがもったいないような気分になる。
ブロックカレンダーの周りに描いてある季節のイラストも、描きおろし。ほんとうに豪華。
クリアカバー(ペンホルダー、カードケースつき)は付属していたものです。
まずはブロックカレンダー。これがメインです。
私はこのころから、スケジュールというより日記に使ってたみたい。
メモページ。ブロックカレンダーに書ききれなかった日記を書いたり、スタンプ押したりしてあります。
右ページの下のほうに、「なるみちゃんおしゃれMEMO」がついていて、女の子向けの美容などに役立つTIPSが掲載されています。このページの「枝毛には卵白シャンプー」ってのは小学生の私にはハードル高かったかな。
おこづかい帳。あと、貸し借りメモってのがついてました。
フレンドメモっていう、友達を書く欄は空欄でした。まあそうだったよね……知ってる
おまけに、小学生の中でも字の汚い私の手書き文字による、89年のポイント・みどころをご紹介しましょう。
【1989年1月】
7日・今日は天皇陛下崩御
13日・ビジターをみた
19日・やさいいためをつくった
7日と8日は昭和から平成になった日ですね。memo欄に「平成」って書いてあります。
13日のは、海外の連続テレビドラマ「ビジター」がテレビで放送してたので、それを観たってことですね。
やさいいためはよくわかりません。
【1989年3月】
20日・きゅうしょくがすくない はる休みちょうをもらった
食の細い子どもだった私が「給食が少ない」などという訴えを日記に……
なにがあったんでしょうかね。
【1989年4月】
1日・きょうからしょうひぜい
小学生にも衝撃を与えた、消費税が始まった日。3%ですけどね。あれから遠くへきたもんですね。
よっぽどショックだったのか、5月1日には「きょうでしょうひぜい1ヶ月」6月1日に「しょーひぜい二ヶ月」とメモされています。
【1989年5月】
26日・おたまめい日
おたまじゃくしが死んだんでしょうね。
でも、89年に死んだのか、昔死んだ日をいつまでも命日として覚えようとしてたのかはわかりませんが、
暗くて変なところにこだわりのある子どもだったので、命日って言うぐらいだから去年の話なのかもしれません……
【1989年7月】
1日・プールびらき きょうしぬってことだけど……
たぶん……なんかの占いとかでそうでたのか、お告げを聞いたのか、まあそういうのがあったんですよ。
ちなみに2日には「やったぜいきていた」と書いてあるので、死にたくは無かったみたいです。
【1989年12月】
15日・すきなひとをかえた。
この日記、何回か「好きな人を変えるか・変えないか」で悩んでる記述があるんですよね。
16日の先生におこられた。は、好きな人とは関係ないですが、私は毎日怒られたり叩かれたりしてたので、書くってことはよっぽどなんかあったんだろうけど、どれの日のことかな〜〜
あと23日が天皇誕生日になって、memoにも「てんのう」って書くぐらい。
小学生のワタシにはよっぽどびっくりする出来事だったんだろうなあ〜
りぼんの発売日がちゃんと書かれてるのも250万乙女のりぼんっ子にはうれしいところ。
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うら表紙にはふろくの情報が。昭和64年のふろく、ってのはたぶん1号分しかないんだろうな。
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りぼんだけでなく、少女まんが雑誌には手帳のふろくが結構ついてくる。
子どもの多くは手帳に憧れがあるって思ってもいいと思う。女の子だけでなく、もちろん男の子だってスパイ手帳とか○○団員手帳など、手帳はかっこいいアイテムのひとつだっただろうな。
最初からこういう「自分の身の回りのことや予定を書き込む」という大人と同じ手帳を使い始めちゃうところが女の子っぽい気もする。だってふろくでついてくるんだもんねえ。
Love Dream Smile〜少女マンガ雑誌『りぼん』のファンページ
http://yotsuba.saiin.net/~eiko/ribon/index.html
↑こちらのサイトにふろくリストが掲載されているので、それを参考にすると、
Appendix--りぼんのふろく--
http://yotsuba.saiin.net/~eiko/ribon/huroku/index.html
1981年2月号 陸奥A子さんのりぼんダイアリー から始まってるのかな?
それよりも前に「手帳」「ノート」「メモ」とつくふろくがあるから本当に最初かわからないけど、
「りぼんダイアリー」ってことはこの89年のものと似た感じに作られているだろう。
82年小椋冬美さん、83年も小椋冬美さん、84年萩岩睦美さん、85年本田恵子さん、86年池野恋さん、87年も池野恋さん、88年柊あおいさん、89年再び池野恋さん、90年吉住渉さん ……とやはりその年の人気作・人気作家が選ばれてダイアリーになっているようですね。
2月号(だいたい前年の12月末に発売)か、4月号(3月頭に発売)に日記・ダイアリー・スケジュール帳としてふろくにつけることが多いようです。始まる月がいろいろだと、使うのが難しそうですね。読者が入れ替わってたらいいのかな?(毎年使おうと思って買ってる人はいないか……)
ふろくのダイアリーもいろいろ検証できますね。
ムダに長くなってしまった。
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【まとめ】個人的な評価
■よい点
・シンプルだけど、スケジュールの書き込みやメモなど、初めて使う子どもに使いやすい
・毎月変わるイラストが、一年間使うモチベーションになった
・クリアカバーがいい。これが無ければ25年も保存できなかったかもしれない
■いまいちな点
・とくにないです。付録として充分すぎる!
手帳、日記について他にも記事を書いています。
自分がどういう手帳を使ってたかという話なので、手帳を選ぶ参考になるかはわかりませんが……
カテゴリ:手帳・日記
http://bungukamen.seesaa.net/category/23663364-1.html
ラベル:手帳