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2015年10月16日

呉竹「筆ごこち 極細」でイラストを描く

ことあるごとに「一番使ってる」「何度も買ってる」「何本も持ってる」といい続けて、
あまり同士はいないけれどお気に入りのペンが「筆ごこち(呉竹)」という筆風サインペンだ。

m_hudegokoti.jpg

【筆風サインペンのすばらしさ】

とくに黒いキャップの、普通のものがお気に入り。
筆圧でかなり自在に太さを変えられるのに、筆ペンではなく「筆風サインペン」というだけあって安定した硬さがあって、細く描きたいときも活躍する。

私はコレをメモや伝言にどんどん使っている。ボールペンで書いた文字より、ふせんやメモ用紙に描いてあるときに目に留まりやすいと思うのだ。

あと、黒い。入りも抜きもきれいに濃く黒い線が引ける。
白黒の漫画やイラストのベタにすごく便利。
正直つやベタには向いてない。これはやってみればわかる。言葉で説明できない。

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【極細タイプも登場、しかし】

ところで、上の写真のとおり「極細」タイプも存在している。
私も当然「あの筆ごこちに極細が! これを待っていた!」と飛びついたけど、使ってみたら些細な違いが気になって、結局二本目を買わなかった。

いまいちだな〜と思った点
・細いだけあって、インクの「濃くてたっぷり」な感じが無くなってる
・細いだけあって、ペン先が少々固めで、紙に描く感触が「サリサリ」している。
 プラマンとかのペン先が近いかも。

「通常の方との違いが気に入らない、極細タイプ固有のメリットがない」と感じて、通常版のよさを改めて確認する結果に。


【極細タイプとの再会】

先日 展示会へ行ったとき、呉竹さんのブースでメーカーの方とお話できる機会があった。
筆ごこちへの愛を伝えるチャンス!ということで、
「筆ごこち好きです!いつも使ってます!!」と伝えた。
「やっぱり宛名がきや記名に使ってるんですか?」「いいえメモなどに幅広く使っています、とにかく黒いのがすごくいいです!」
そんな会話をしているうちに、
「極細タイプはご存知ですか?」と言われたので、正直に
「極細は一回、デター!と思って買ったのですが、使った結果普通の筆ごこちのほうがいいなあと思って、二度目を買ってないんです」と答えた。

すると担当さん、「そうですか〜、漫画を描く方などに人気なんですけどね」とおっしゃる。
「えっ、私も漫画やイラスト描いてます。どういう風に人気なんですか」と聞くと
「ペン入れをこの極細タイプで描く方がいらっしゃるそうで、画材店でよく売れていくんです」とのこと!

【もう一度、挑戦してみる】

で、家に帰ってからもう一度極細タイプの筆ごこちをつかって、今度は絵を描いてみる。
下書きをして、ペン入れをして、消しゴムかけて、ベタ塗って完成。

fudegokochi.jpg

紙が悪い上に消しゴムで消した部分が荒れちゃったのでにじんじゃってるけど、確かに意識して描くと、細い線はもちろん、結構いろんなタイプの線が一本で描ける。……気がする。

ちょっと慣れは必要。でももしかしたらミリペンで描くところは筆ごこちに変えるって手もあるかも?
タッチがつかないほうがいい無機物など描くときにはミリペンの安定した線は魅力的だけど、
なにしろ「筆ごこち」の線は消しゴムで消しても薄くならない
これはかなり魅力的で、他のサインペンより優れているところですぞ。

サッサッと描くと細いところがかすれがちだし、長く紙の上に接地させちゃうとダマができちゃうから、
細くてくっきりきれいな線はやっぱりつけペンが一番かなあ……

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この再会をきっかけに、もう一度極細をちゃんと使ってみようと思う。
つけペンで描きたいところはやっぱりつけペンのほうがまだまだ思うとおりに描けるかな。

つけペンのインクも呉竹の墨汁を使っている私にとって、呉竹の黒インクは温かみがあって好きな黒なのだ。
posted by 藤村阿智 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ★オススメ文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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