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2016年03月01日

鉛筆削り「くるくるカールくん」のこと

2015年のISOT(文房具の展示会)で見かけて、
「おもしろい!欲しい!」と思ってた「くるくるカールくん」という鉛筆削り。

絵を描くので、色鉛筆や普通の鉛筆などを削ることが多い私は、鉛筆削りを結構使います。
あまりこだわりはなくて、ドイツ削りが一番使いやすいし、あとはその辺に転がしている
見た目だけで購入した鉛筆削りでも全然気にならないタイプ。

正直、すごいめんどうがりやの私は
削り器がみあたらない→さがさない→鉛筆を削らない→先が丸いままで限界まで使う
ってパターンが多いので、使いやすさよりも「手元にある」が一番重要なんですよね。

カール事務器 くるくる・カールくん オレンジ CPS-80-O



ということで、安いドイツ削りなどを買って机に3つも転がしている私ですが、
久しぶりに「コレ使ってみたいな」と思う鉛筆削りが「くるくるカールくん」だったんですよ。
普段は、どんなにいろんな良い機能の鉛筆削りが出ても、あまり気に留めなかったというか。
多分買っても「コレじゃなきゃ」って気持ちにならないだろうと……

まあ「使ってみたいな」と思いつつ、月日は流れ、くるくるカールくんを買わずに過ごしてたんですけど、
こないだ文具店でとうとう購入しました。「そうだこれ使ってみたかったんだ」と思い出して。

でも買ってから1ヶ月近く放置してしまい……
数日前にこのブログを更新したとき、「amazonでは星2つだね」って自分で以前の記事に書いてるのを見つけたので、いまの評価はどうかな? と思ったら、なんと、評価件数は増えたけど星は2つのままというか……
むしろ悪くなってるんじゃ……
レビューを読んでみても、
・使えない
・発売するのは早かったんじゃないか
・芯が折れて削れない

ってかんじで、「そんなものなの??」とびっくりして自分の色鉛筆を削りまくってみたわけです。

一本目から「これはコツがいるな……」というかんじ。
たしかに、子どもや、器用じゃない人にはこれは使えないかも。
ちなみに私は器用じゃない上に大雑把でうごきが雑なんで、けっこう色鉛筆の芯を折りました(笑)
色鉛筆のほうが芯がやわらかいんで参考程度ですが、子どもの鉛筆も2Bとかだとけっこうやわらかいんじゃないですかね。

使い方としては、
・刃の動きに集中してまわす
・とにかく鉛筆を短く(削り器からなるべく近く)しっかり持つ
・持っている鉛筆をキレイに並行にして、回した刃がひっかかって持って行かれそうなのにも耐える
・強く回しすぎるとブレて芯が折れる、やさしすぎると削れないからちょうどよく削る

……と、ちょっと気を使う部分が多すぎる繊細な道具なのでした……

見た目のわかりやすさとかはよかったんだけどなあ。
やっぱ刃の部分を固定しているわけじゃないからブレが出ちゃう。
使ってみれば「あ〜……」ってかんじなんですが使わずにはわからなかった。

レビューには
「削りカスをすてるときに間違って刃も捨ててた。もう刃がなくなったから削れない」
って内容のものもあって、「そんなことあるの?」と思ったけど、
実際削りカスを捨てようとすると刃も落ちますね……
溜まって刃の方にくっついちゃった削りカスをトントンって叩いて落としたりしてると、ぽろっと取れちゃう。

もうひとつ言えば、削りカスをいれてる部分のふたがはめにくい。
はずすのも破裂するかんじで散らかしちゃうんですが、はめるときも
毎回「ん? んん??」ってなるなあ。

ということで、上手に使える大人にはいいけど、子どもには使いづらそう。と思いました……


あと、「上手に使えない私が使った場合」ですけど、削った鉛筆の芯が捻れて削れちゃうんですよ。
(写真を参考にどうぞ)
削りすぎちゃってるかんじだな。なかなか使いこなしはムツカシイ。
kurukuru.jpg

ちなみに普段使ってるカエルちゃん鉛筆削りで削った芯先
(同じ鉛筆を削りなおしてみました)
kaeru_kezuri.jpg

うーん。
posted by 藤村阿智 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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